「古事記上巻」は「日本の神話」 これは二五六の神様の物語。
日本の神さんと 軽く鎖国を目指してみる。
イザナギ [古墳装束]
イザナミ [天女]
神世七代の一組 日本の神の9割はイサイサの子
イザナギの余った所で イザナミの足りない所を塞いで 子を作る
二人の子:17柱 +ヒルコ +アハシマ +大八州(国土)
他に一人で生んだ子が数十柱あり
本作ではナキヒコ ナミヒメとも云う
左と右
随や唐では支配者が代わる度 右と左のどちらが貴いかが替えられる
行き来が盛んになった頃 たまたま左が優勢だったので取り入れた古墳期
史実としては左前 本作では男女全て死んでからも右前で描かれる
719年(古事記の7年後)に右前と定められ 平安期以降は今と同じ着方となる
オノコロジマ [鯨]
イサイサ二人 海を沼矛(ぬぼこ)で掻き回す
抜いた沼矛から滴った潮が積もって なった神
オノコロの上で神産みを始める
[二五六]
オノコロ縞の鯨神 本作では二人の子に含む
イザナギ隠居後 オノコロ乗って種を付ける旅に出る
ヒルコ [星]
アハシマ [空]
生まれてすぐ葦舟に乗せられ川に流される
古事記に理由は書かれず 子の数に含めないとだけ書かれる
[二五六]
大きすぎるものは目に見えない 神話に星と空は描かれていない
星神ヒルコ:細蟹(ささがに)神 [注:ささがには蜘蛛の古名]
空神アハシマ:蝙蝠(かわほり)神 [注:かわほりは扇の古名]
顔を隠す面は鬼の気持ち 親の理解を超えた子の悲しみ
本作ではアシカビヒコヂに拾われ 星と空を任される
そのためクモとコウモリは今でも 高い所から人を見守っているとさ
一般に中世神話では 流れ着いたエビス神とされるが本作では扱わない
アハシマルヒコ [蛙]
[二五六]
星神と空神が地上を離れる時
アシカビに渡したヘソから なった蛙(かはず)神
代わりにいつも人のそば 空を見上げ鳴いてはる
本作による付けたし 神話の最後ワカミケヌコを支えてはねる
大八州と六島
イサイサ二人が生んだ日本の国土 名前のある神である(省略)
オホコトオシヲ [耳]
[二五六]
オオコトオシオと読む 原語意識を大切に
イサイサは神々に相談すると
ヒルコとアハシマは 女から誘ったのが悪かったのか
「女は気を引いて 男から誘わせなさい」
男から誘って生んだ初めの子 オホコトオシヲ
一方 国土を生み終えた最後を示す神との解釈もある
本作では 初めに現れ最後までを書き記す 耳の神とする
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