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「古事記上巻」は「日本の神話」 これは二五六の神様の物語。 日本の神さんと 軽く鎖国を目指してみる。
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イザナギ [梅雨] 支度の神

七月神:十二備神

長雨に備える神。計画や対策。降る前に終わらせる。



イザナギ [梅雨] 開ける神

七月神:十一過神 三兆神

長雨と大水をやり過ごす神。乗りこなす神。
「災い」「病気」「邪悪」戦って打ち負かす風に無く
ほどほどの所で 出てって貰いたいのが日本民族の在り方。


[二五六]
本作では「けがれ」を否定する。
「疲れ」と大差なく 喰うて寝ときゃ直るもん。


イサイサ ここで退場。
日本神話中 8割の神はこの二人の子孫。
ここからはアマテラス編。



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イザナギは服脱いで 今はだか
川に入ると 十一の神なった


ヤソマガツヒオホマガツヒ

ヤソマガツヒ [柵 桑原]
オホマガツヒ [夢魔 黒臼子]

一般には日本神話の中で 悪魔ぽい役割
本作では 悔いる神 侮る神


カムナホビオホナホビイヅノメ

カムナホビ [色直] 
オホナホビ [壁紙 目地]
イヅノメ  [計算尺]

本作では三直神


ソコツワタツミソコツツノヲ

ソコツワタツミ [星掴]
ソコツツノヲ  [竜宮遣]


ナカツワタツミナカツツノヲ

ナカツワタツミ [飛行士]
ナカツツノヲ  [鰻]


ウハツワタツミウハツツノヲ

ウハツワタツミ [鵜飼]
ウハツツノヲ  [泥鰌]


十一過神
黄泉の国のけがれを洗い流したと 繰り返し説かれて来た。
本作では 梅雨の後の大水の神と それをいなす神。


寝て過ごす
本作では「けがれ」を徹底的に否定する。
けがれは「つかれ」みたいなもん 喰うて寝ときゃ直るもん。
水でさっぱりしただけの事を 「人」が利用する為に拡大解釈。


数のことわり
日本神話には八の数 繰り返し出て来る
或いは唐風の三五七 時折顔をのぞかせる
六や十二の十二進法 暮らしの中の数

しかして ここに十一の神
八神に三直神を足した風に見て取れる
さて如何に



イザナギは黄泉の国から戻る。
脱いで放った服から 十二の神なった。


ツキタツフナトミチノナガチハトキハカシ

ツキタツフナト [杖 六分儀] 計る神
ミチノナガチハ [帯 蛇籠] 計画を立てる神
トキハカシ   [袋 アンティキティラ] 時を観る神


ワヅラヒノウシミチマタアキグヒノウシ

ワヅラヒノウシ [衣 百足] 傷みを直す神
ミチマタ    [袴 外套] 足元を見る神
アキグヒノウシ [冠 蟷螂擬] 飾り立てる神


オキザカルオクツナギサビコオキツカヒベラ

オキザカル    [熊虫] 左手の飾りから三神 渚の奥の神
オクツナギサビコ [腕虫]
オクツカヒベラ  [烏賊]


ヘザカルヘツナギサビコヘツカヒベラ

ヘザカル    [蟹虫] 右手の飾りから三神 渚の手前の神
ヘツナギサビコ [日除虫]
ヘツカヒベラ  [蛸]


脱ぎ捨てた衣服から 陸路六神 海路六神
本作では梅雨の合間の支度(したく)神



黄泉比良坂(よもつひらさか)まで逃げて来る。
桃 葡萄 筍 が足止めしてイザナギ助ける。

イザナミ「日に千人殺します」
イザナギ「日に千五百の子を作る」

これは死の始まり。


オホカムヅミチガヘシ

オホカムヅミ [桃 葡萄 筍]

チガヘシ [弁慶蟹] 塞いだ大岩


ヨモツヒメ

ヨモツヒメ [黄泉姫]

[二五六]
古事記では黄泉大神(よもつおほかみ)となる。
本作では釦(ぼたん)の神となって うろうろする。



イザナミは「黄泉(よもつ)神に聞きに行く」と言うてた。
ヨモツカミとは どこの誰。

四方神

本作では 四方(よもつ)神。
季節と方角 四つの神。


ホトトギス

春 ホトトギス/時未 [ハーテビースト]

時告げ天駆ける羊  神世七代 ツノグヒとイクグヒの子


ミヅチ

夏 ミヅチ/巳鎚 [蛟]

岩穿ち水走る蛇  神世七代 オホトノヂとオホトノベの子


ハハキ

秋 ハハキ/帚圭 [ホウキタケ]

突き抜き果たす蛙(かはず)  神世七代 ウヒヂニとスヒヂニの子


ジョロ

冬 ジョロ/娘狼 [ジョロサン]

華かざす六足の狼  神世七代 オモダルとアヤカシコネの子

「上臈(じょろ)さん」は 紅娘(てんとうむし)と亀虫を合わせた地方名。



本作「二五六の囃神」に於いての「三分立」
火ひ: 剣
水み: 鏡
示ね: 玉(勾玉)
(衣い): 比礼(ひれ)


四神(しじん)
「日本書紀」は大仏時代の訪れをを告げる。
唐風に身を固め 都の四方に 唐の四神を配した。
四神は支配者層 平安貴族 武家の話題となる。
1300年ありがとうございました お引き取りください。


四方神(よもつかみ)
これは農と工の物語 日本の景色に 唐の四神はそぐわない。
暮らしに沿うた より「根源的な神」を想い描いてみた。

お題はひとつ「四方を守る日本の神」
100年後の物語にも生きられる
更に良い神の案がいくらでもあるはず
それをただ見てみたい。



近況

2014.5.18 (日)
OMMビル
[ 稲馬屋/歴史古典 ]



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