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「古事記上巻」は「日本の神話」 これは二五六の神様の物語。 日本の神さんと 軽く鎖国を目指してみる。
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「古事記 上巻」= 日本の神様と物語
もっと日本を好きになる


「二五六の囃神 絵物語」 にごろのはやしがみ えものがたり

[第一部] 天原のくに
一 神の神     ミナカヌシ アシカビヒコヂ
二 夫婦神     イザナミの神産み 火の神カグツチ
三 イザナギの代  黄泉比良坂
四 アマテラスの代 天岩戸

[第二部] 葦原のくに
五 スサノヲの代  オロチ退治 クシナダヒメ
六 クニヌシの代  シロウサギ 根の国のスセリビメ
七 ニニギの代   サクヤヒメ ヤマヒコ
八 環神      星の神 空の神 曜日の神 ワカミケヌコ

[幕間] 黄泉の姫    オホゲツヒメ 三女神


--- 二五六の囃神 ---

古事記は本当の話やと思うてる
人と生き物と神様を同列に扱う
現在進行形の神物語

[創作部分]
季節感を大切に
各月の神 曜日の神
三女神 星の神 空の神
初めの王 ワカミケヌ → 初めの猫の王 ワカミケヌコ



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 --- 食物神 ---

スサノヲ オホゲツヒメ
かつてスサノヲ 天原の国追わるる道すがら
オホゲツヒメに飯頼む
目 耳 鼻から お匕(おぼこ)に おいど
穴という穴から美味しい物を取り出した

「なんしよんな」
台無しされたと迷うたスサノヲ ヒメをさくさく切り刻む
そんなヒメの体から 草草まりまり芽を吹いた

スサノヲ種籾豆をひとすくい 道道まきまき後にする


  --- 三女神 ---

ヨモツオホカミ
ナミヒメ皆と手折る神 戦(いくさ) 示す神姿

アメチカルミヅヒメ
ミヅヒメ皆と爪弾く神 妓(うたいめ) 示す神姿

アヤカシコネ
アヤカシコネ皆と紡ぐ神 工(わざ) 示す神姿


かれのながむ夜(よ)を統べる
みてる月夜のほの灯り 喰うて寝て孕んで繰れる
夜(よ)は寝にかえる   根は芽をかえす

此匕隹充月 (このひとり みてるつき)



--- 黄泉の国 ---
黄泉の国

[日本神話]
第一部 天原の国  --- イサイサとアマテラス
幕間 食物神   --- スサノヲとオホゲツヒメ
第二部 葦原の国  --- クニヌシとニニギ
終幕 三女神   --- ナミ ミヅ アヤカシコ

以上八幕にて日本神話は ひとくくり

[古事記]
オホゲツヒメ殺害
バラバラの体から穀物の誕生
世界的には芋の起源の定型

[二五六]
三女神
火のナミヒメ    =剣 =軍属
水のミヅヒメ    =鏡 =芸妓
示(根)のアヤカシコ =勾玉=職能

日本の女神の代表を考える
これに古代の三分立を当てはめる


物語のための読み解き
捨てたのか奪われたのか 知らないけれど
かっこいい大人の代表として
軍属 芸妓 職能
物語の産まれる舞台としての神の代
神と共にある暮らし


このひとり みてるつき
此匕隹=雌 充月=育 すなわち母

本作では黄泉の国とは 月の事
一人見上げる月 一人一人を見てる月

みんな寝てる間 見守る三女神
よぅ喰うて よぅ寝とけ
他の誰もいなくても
子のひとり 見てる月


 
星の神ヒルコ空の神アハシマ
イサイサ産んだ初めの子 アシカビヒコヂ拾いたり

「細蟹(ささがに)神 ヒルコ星を治めなさい」
「蝙蝠(かわほり)神 アハシマ空を治めなさい」

しかうして 蜘蛛と蝙蝠
今も空高くに暮らしたり


八天神
神の神のカミムスビ 皆を集め 言うてみた

マッテラ 日の葉を照らせ」  「賜った」
ツクヨミ 月の葉を照らせ」  「賜った」
カグツチ 火の葉を照らせ」  「賜った」
ウカノミタマ 水の葉を照らせ」「賜った」
ククノチ 木の葉を照らせ」  「賜った」
サクヤ も木の葉を照らせ」  「賜った」
マヒトツ 金の昼葉を照らせ」 「賜った」
ウズメ も金の夜葉を照らせ」 「賜った」
オモヒカネ 土の葉を照らせ」 「賜った」

「代わりばんこに葉を照らせ」


アハシマルヒコ ワカミケヌコ

フキアヘズと魚の姫 もうけた四つの子
皆で末の子ワカミケヌコ 押し上げる

星神ヒルコの差し出した へそから
変わり続ける神アハシマルヒコ なって
蛙(かはず)の姿で寄り添った

これにて神の代もう仕舞い これより先は猫の代なる

神々たちは人のそば 今もそこにおってんなる


--- 環神 ---
環神

[古事記]
イサイサ初めの子 ヒルコとアハシマ
古事記にその後は書かれていない

[二五六]
見えないもの 大きすぎるものに人は気付かない
星や空についても描かれていない

ヒルコ=星=クモ神 (ササガニはクモの古名)
アハシマ=空=コウモリ神 (カワホリは扇の古名)
仮面は鬼の由来へと

ヒルコのヘソから カエル神「アハシマルヒコ」
日本人の蛙好きのはじまり


曜日の神「八天神」
金星ビーナス美の女神 どっかの神話
これを元に無数の作品が生まれている

7曜日には 科学的に理由も意味も無く
彩りのためだけにある 日本では明治以降

日本の神さんで曜日を任せるなら誰やろ
日月火は満場一致として 「八天神」決めてみた
火の神言われたスサノヲは 死んでたカグツチ連れ帰る
これにて曜日の始まりは日曜といたします

猫の王
古事記上巻=神の代 これにて おしまい
古事記ワカミケヌ
本作はワカミケヌコ 猫の王で幕を閉じる

中巻では熊の一族や 隼の一族と戦い ヤマトを統一する
いずれ描く事になるだろう

若三毛猫が全ての日本人の先祖 なのだから


 
ニニギ
葦原の国は我らのもの
 マッテラ 「オシホミミ遣りましょう」
 オシホミミ「待ってる間に産まれたニニギ
 ニニギ  「どんぴしゃり」

お伴共々 ニニギにぎにぎ旅立った


コノハナサクヤヒメ
ニニギ見初める華の神 コノハナサクヤと一晩中
仲良く仲良く花触れる

「その子ほんま儂の子か」 「神の子なら火に負けぬ」

産屋に火をかけ子を産もう
身を案じ火に向かう羽根虫(はねむし)火虫(ひむし)
サクヤは三つの子を産んだ


トヨタマヒメ ヤマヒコ ウミヒコ
漁り神ウミヒコ 賄い神ホスセリ 狩り神ヤマヒコ

ヤマヒコ 「ウミヒコ兄さん 釣針失くなしたごめんして」
刀鋳潰し 代わりをこしらえる 「そんなんちゃう」

照らす神シホツチ言うた 「海の神に聞いておみ」
海の神の家の前 ヒメと会うたその場で好きになる
トヨヒメ嫁にもろて針も見つかる 珠も貰うた

満珠(みつたま)で水浸し 乾珠(ひるたま)で干上がらす
「弟ヤマヒコごめんして」 でもそんな悪い事してるかな

「産むとこ見たあかん」
言うたのにヤマヒコ見るよ 鮫が腹から子を産むよ
「もういやや居られへん」
産まれた子フキアヘズ残して帰らはる


フキアヘズ タマヨリヒメ
帰ったトヨヒメ 今も好き
子を育てる為に 妹ヨリヒメ寄越したり

大きゅなったフキアヘズヨリヒメ好きよ 「嫁になって」
「おばちゃんやし」 「かめへん」
「ほんま鮫やよ」  「かめへんて」

あの頃おっぱいくれたヨリヒメ
今はフキアヘズから抱き寄せる
ヨリヒメ四つの子を産んだ 海猫にゃぁと鳴いている


--- ニニギの代 ---
ニニギの代

[古事記]
クニヌシから譲り受けた葦原の国
たまたま産まれた ニニギが来るよ 天岩戸メンバもお伴だよ

[二五六]
本作ではサクヤヒメの元に火虫が駆けつける

サクヤの子 三兄弟 漁の神と猟(狩り)の神
その間は 料理の神やろ

海の神の娘 トヨヒメ 本当はワニザメ
サメは卵を体内で孵し 子鮫を産むからか
魚より獣に近いと思うてたんやね

妹 ヨリヒメ
育ててくれた母の妹ヨリヒメ
大きくなって サメと知ってて嫁にする
と言うか「人魚」やん

やるやん やまとの人
 



スクナビコナ オホクニヌシ オホモノヌシ
クニヌシこれから国造り スクナビコナは固める神
ところが国造りの相半ば 波の花たて いななった

波のまにまに新たな神 名前語らぬ姿を見せぬ
根回しの神と力を合わせて 葦原の国なった


シタテルヒメ ワカヒコ
時は来た 「あれは我が国」 マッテラさんは動き出す
ホヒよ行って来い」 「戻られへん」
ワカヒコよ行って来い」 「戻られへん」

さてもワカヒコ博打の神 「いずれこの国 儂の国」
シタテルヒメ貰ろて企んだ

雉の鳴女(なきめ)尋ね来る 「こはいかに」 「黙っとれ」
矢で射抜かれ けぇんけん 「これはワカヒコ渡した矢」
タカギ神は矢を投げ返す  「背いとったらワカヒコ当たれ」
矢は当たる 拾われた矢は必ず当たるものなので


タケミカヅチ タケミナカタ
つぎは雷の神タケミカヅチ トリフネ乗って葦原の国
腰の物をぎらつかせ クニヌシ呼びつけ伺った
「この国は誰のもの」 「我が子に聞いてもらえんか」
クニヌシの子コトシロヌシは決める神 「かまへんえ」

もう一人の子タケミナカタは抗う神 「力比べを頼もうか」
ミカヅチ手先を刀や氷に変えてくる ミナカタの手をめいだ

逃げるミナカタ 追うミカヅチ 「この国は誰のもの」
こうして葦原 天原のものと相成った


 --- クニヌシの代 ---
クニヌシの代

[古事記]
スサノヲに認められ 大クニヌシは国造り
スクナビコナは途中で波間に消える 死んでるぽい
オホモノヌシは次の中巻で名乗る

国が出来た所でマッテラさんが奪いに来る
ホヒが3年 ワカヒコ8年 音沙汰無し
「返り矢」で死んだワカヒコの葬式ある
嫁の兄 アジスキタカヒコネ ワカヒコそっくり

嫁シタテルヒメは兄そっくりのワカヒコと一緒になってる
兄さん大好きっ子やったんやな トキメクわ
江戸期の芝居でも このそっくり2人は男前の定番やそうな


日本神話の中で 唯一の戦いっぽい話
タケミカヅチ おっかないのぅ


 
近況

2014.5.18 (日)
OMMビル
[ 稲馬屋/歴史古典 ]



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